RAID01とRAID10の違い
@ITpro by 日経BP
以下、個人的な見解。
現在のHDDの価格と容量を考えると、(ちょっとした)クリティカルな場面ではRAID10は比較的簡単に設定ができ、非常に良い選択肢だと考える。
速度に不満が無いならRAID1(ミラーリング)のみでも良い。SSDなどの高速なストレージを利用するなら特に。
ちなみに、RAID5は中途半端なので個人的に興味なし。
ということで、当サーバもマシンごとRAID10環境に移行予定です。(勉強的要素による)
ついでに小規模のファイルサーバの仕様を考えるにあたり、検討すべきことを考えてみた。
- 必要な速度
- 重要なファイルの総容量
- ファイル更新の頻度
速度を出すためには、まずはネットワークの確認。
今時はギガビット(1000BASE)HUBに、ギガビットNICが標準になりつつあるが、意識して揃える。
それは、ネットワークの一部分でも100BASEとなると、100Mbpsつまり12.5MB/s以下の転送速度しか期待できず、この時点でボトルネックとなるからである。
そして次に、ストレージの速度。
現在の一般的なHDDはシーケンシャルのリード、ライトが100MB/sを超える(ベンチマークテストにて)。
このスピードで満足でき、かつ同時アクセスの端末数を考慮しても満足ならば、ストライピングは不要。
速度に不満があるのならば、ストライピング(RAID0)の利用、またSSDの使用も考慮すべきだ。
※必要な容量によってはSSDは金額的に不可となるだろう。
重要なファイルの総容量が多い場合は迷わず、RAID1(ミラーリング)によりデータを守るべきだ。
少ない場合は外部ストレージへの定期的なバックアップによりデータを守ることも費用対効果の面で検討すべき。
重要なファイルの更新頻度が高い場合も、RAID1(ミラーリング)の使用を検討すべきだ。
ただし、更新されるデータの総容量が小さいならば外部ストレージへのバックアップでも対応できる。
だが、ミラーリングの冗長性にはかなわない事は意識しておくこと。
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