給与 vol.9 変形労働時間制

変形労働時間制

季節、月末などで残業が増えるような業種であれば利用できる制度である。

種類 1ヶ月単位の変形労働時間制 フレックスタイム制 1年単位の変形労働時間制 1週間単位の非定型的変形労働時間制
 概要 1ヶ月以内の言って期間内で平均して1週間あたりの労働時間が法定労働時間を超えないようにする  1ヶ月以内の一定期間の総労働時間を平均して、1週間あたりの労働時間が法定労働時間を超えないようにする  1年以内の一定期間を平均して、1週間あたりの労働時間が法定労働時間を超えないようにする   1週間あたりの労働時間が法定労働時間を超えないようにする
 ポイント     1日10時間、週52時間が限度連続労働日数は6日(特定期間は12日)が限度

その他条件有り 

従業員数が30人未満の小売業・旅館・料理店・飲食店に限る 1週間の各日の労働時間をあらかじめ書面で従業員に通知する
 届出など 就業規則に定め、もしくは労使協定を締結労働基準監督署に届出 就業規則に定め労使協定を締結 労使協定を締結労働基準監督署に届出 労使協定を締結労働基準監督署に届出

給与 vol.8 法定労働時間と所定労働時間

労働時間とは

労働基準法上では、「使用者の指揮命令に服し、労働力を提供している時間」としている。

法定労働時間とは

労働基準法で定めている。
原則として1週に40時間、1日に8時間を超えて労働させることはできない。特例有り。
労働時間を超える部分、深夜、休日労働は時間外労働・休日労働に関する協定(三六協定)
あらかじめ労働組合と締結しておくことで可能となる。

所定労働時間とは

会社ごと就業規則などで定めている。
法定労働時間の範囲内でなくてはならない。

三木谷浩史 国際事業戦略

27カ国への進出を目指す。
ITmedia

日本企業で有ることをやめる
日本経済新聞

また、去年の記事のコレを読んで仕事に対する一貫性を感じました。
24時間仕事バカ

思い込みで楽天のシステムは複雑そうだと思っていたけれど、
トラフィックがとんでもなく多いだけで、
個々の処理としてはそんなに難しいことはやってないと感じた。
それぞれのモジュールに対する有識者が存在して、
要件さえちゃんとまとまっていれば、あるいは…。

ただ、拡張性に対する勉強は不可欠だし、
それぞれのエキスパートを集めないと非現実的である。

給与 vol.7 給与支払いの5原則

原則  例外 

通貨払い 

小切手た商品など現物での支給はできない

  • 労使協定上の通勤手当の現物支給など 
  • 個々の従業員の同意がある場合の給与の銀行振り込み
  • 退職金の銀行振り込み、小切手、郵便為替

直接払い 

配偶者や親などの代理人への支給はできない

  •  本人が病気などにより受け取れないときの使者への支払い

全額払い 

前払いした給与であっても控除してはいけない

  • 税金、保険の控除
  • 組合費、社宅家賃など、労使協定上の定めがあるもの

毎月払い 

毎月1回以上は支払うこと

  • 賞与、退職金、弔慰[ちょうい]金など臨時のもの
  • 精皆勤手当や奨励金などのように計算に1ヶ月以上を要するもの

一定期日払い 

特定できる期日に支払うこと

上に同じ

給与 vol.6 最低賃金

最低賃金は、都道府県ごとに定められている。
さらに、都道府県内で産業別に最低賃金が定められている。
最低賃金法はパート、アルバイトにも適用される。
ただし、家内労働には「最低工賃」が適用される。

最低賃金は基本給をベースとし、通勤手当などは計算に含まれない。
最低賃金との対比は時給換算して行う。

次の条件のいずれかに該当するものについては、
都道府県労働局長の許可を得た場合は適用除外となる。

  1. 精神または身体の障害により著しく労働能力の低い者
  2. 試用期間中の者
  3. 基礎的な職業訓練を受けている者で、厚生労働省令で定めるもの
  4. 所定労働時間の特に短い者、軽易な業務に従事する者、その他厚生労働省令で定めるもの