Atom と Celeron のどっちが性能良いの?って話

タイトルの件、Bay Trail時代に入ってからずっと気になっていたんですが、
ASUS「EeeBook X205TA」@PcWatch
こちらの記事で、CPU以外が同じようなスペックの端末の比較があり、疑問の3割くらい解消しました。

CPU は Atom Z3735F と Celeron N2830 の比較。
同時期に発売されてる商品です。(Q1’14)

  • Atom 4コア4スレッド(1.33 GHz – 1.83 GHz) キャッシュ2MB
  • Celeron 2コア2スレッド(2.16 GHz – 2.41 GHz) キャッシュ1MB

ってことで、足し算と掛け算が絡む感じの単純比較できないパターンです。
なお、GPUはCeleronがクロック高めに設定されているのと、色々高機能です(QSV等)。

結果としては、CPU性能は個々の処理で1,2割前後する感じで、極端な性能差はない。
グラフィックスはCeleronが有利だけど、CPUのマルチスレッドを使う場合はAtomが勝ったりするという感じ。
バッテリーでの利用を考えると、Atom一択。

で、そのあたりの製品の比較
http://ark.intel.com/ja/compare/80274,82115,81071,82103,81073,82104
atom_celeron

ってことで、結局のところ、
lunasaltは Celeron N29X0 を応援します。
タブレットは引き続きAtomで。

Bay Trail時代のCeleronまとめ

最近なんとなく気になってるCeleronをまとめておきます。
Bay Trailでも、最新のN2830以上はQSVに対応してますが、
それ以前は対応してません。
主な機能の違いはそんな感じ。

で、何がいいたいかというと、大体4万くらいで買えるASUS X200MA
普段の持ち運び用に欲しいですよって話です。

ご参考に。

開発コード名 Bay Trail Bay Trail Bay Trail Bay Trail
ステータス Launched Launched Launched Launched
発売日 Q4’13 Q3’13 Q4’13 Q1’14
プロセッサー・ナンバー N2806 N2810 N2815 N2830
コアの数 2 2 2 2
スレッド数 2 2 2 2
動作周波数 1.6 GHz 2 GHz 1.86 GHz 2.16 GHz
バースト周波数 2 GHz 2.13 GHz 2.41 GHz
キャッシュ 1 MB 1 MB 1 MB 1 MB
命令セット 64-bit 64-bit 64-bit 64-bit
組込み機器向けオプションの提供 No No No No
リソグラフィー 22 nm 22 nm 22 nm 22 nm
最大 TDP 4.5 W 7.5 W 7.5 W 7.5 W
シナリオ・デザイン・パワー (SDP) 2.5 W 4.5 W 4.5 W 4.5 W
VID 電圧範囲 0.40V – 1.14V 0.40V – 1.14V 0.40V – 1.14V
希望カスタマー価格 TRAY: $107.00 TRAY: $107.00 TRAY: $107.00 TRAY: $107.00
最大メモリーサイズ
(メモリーの種類に依存)
4 GB 8 GB 8 GB 8 GB
メモリーの種類 DDR3L-1066 DDR3L-1066 DDR3L-1066 DDR3L-1333
メモリーチャネル数 1 2 2 2
プロセッサー・グラフィックス Intel® HD Graphics Intel® HD Graphics Intel® HD Graphics Intel® HD Graphics
グラフィックス定格周波数 313 MHz 313 MHz 313 MHz 313 MHz
グラフィックス・バースト周波数 756 MHz 756 MHz 756 MHz 750 MHz
グラフィックス最大動的周波数 756 MHz 756 MHz 756 MHz 750 MHz
インテル®

クイック・シンク・ビデオ

No No No Yes
インテル®

InTru™ 3D テクノロジー

No No No No
インテル®

クリアー・ビデオ HD テクノロジー

No No No No
インテル®

ワイヤレス・ディスプレイ

Yes Yes Yes Yes
インテル® Insider™ No No No No
サポートされているディスプレイ数 2 2 2 2
PCI Express リビジョン 2 2 2 2
PCI Express レーンの最大数 4 4 4 4
USB リビジョン 3.0 and 2.0 3.0 and 2.0 3.0 and 2.0 3.0 and 2.0
Tjunction 105°C 100°C 105°C 105°C
パッケージサイズ 25mm x 27mm 25mm x 27mm 25mm x 27mm 25mm x 27mm
対応ソケット FCBGA1170 FCBGA1170 FCBGA1170 FCBGA1170
インテル®
ハイパースレッディング・テクノロジー
No No No No
VT-x Yes Yes Yes Yes
VT-d No No No No
インテル® 64 Yes Yes Yes Yes
アイドルステート Yes Yes Yes Yes
拡張版 Intel SpeedStep® テクノロジー Yes Yes Yes Yes
インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー No No No No
インテル® スマート・コネクト・テクノロジー Yes Yes Yes Yes

@Intel Ark

Bay Trail-Mの生産終了ネタをちょっと追ってみる

先月こんな記事を書きました。
今更IDF2013の記事を発掘してCPUの現状を探る。

すると、今月になってこんなニュースが飛び込んできました。
Bay Trail-Mの一部が早くも4月~5月で生産終了 @pc watch

 終了の理由として「市場の需要がほかのプロセッサに移行したため」としているが、ark.intel.comに現在掲載されているBay Trail-Mの現行SKUのすべてが該当するため、SilvermontとHaswellアーキテクチャが混在するPentiumとCeleronのブランドを整理するためか、後継モデルをすでに用意しているのかも知れない。

上記のように記事を締めくくっていますが、
先日も書いたとおり、一番大きいのは住み分けが難しくなっているためかと思います。
CPUにおいては値段が均衡した場合、どこかが尖った仕様じゃないと存在する意義を見つけるのは難しいです。
何より、製造的にも同じものをたくさん作ったほうがコストは下がりますし…。

個人的に面白かったのは、比較表に取り上げたPentium N3520とCeleron N2920が早速終了するという件でした。
テストには出せませんね。

今更IDF2013の記事を発掘してCPUの現状を探る。

インテルが全力でインサイドしてきたIDF2013総ざらい:IDF2013 @週アスPLUS

CPUはモバイル向け、省電力向け、ハイパフォーマンス向け…と近年は多様化しているわけですが、
特にモバイル向けでかなり複雑になってきた昨今です。

立役者というか犯人がBay Trail-TのAtomなのですが(と個人的に思っている)、
4コアで1.86GHzというスペックは初期の製品であるatom330から想像がつかないこともないですが、
消費電力あたりの性能は全く比じゃないわけで、驚きです。

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QSV専用マシンを見積もってみた。

いつもと趣向が違う感じですが、

QSV専用マシンを見積もってみたので個人的メモ

Intel Quick Sync Video 専用という事で優先するのは、以下の2点

  • 兎に角安く済ます
  • intel HD 4000搭載(Ivy bridgeで採用)

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